Libre Officeで「破損しているため、開くことができません」となったファイル の修復を試みて、中身は見れた
Libre Office Calc でファイルを開くと、「ファイル *** は破損しているため、開くことができません。LibreOfficeで修復できるか試してください。」と出ました。
いろいろ試して、完全修復はできなかったけど、欲しいデータは取り出せたので、その手順を記録しておきます。
症状
Libre Office Calc でファイルを開くと、「ファイル *** は破損しているため、開くことができません。LibreOfficeで修復できるか試してください。」と出ました。
午前中は、問題なく開けていたのに…。
「修復を試みますか?」で「はい」を選択しても、画面は表示されず…。
1.バックアップフォルダを確認
この方法は、常時バックアップ設定がオンになっている場合のみ有効です。
「ツール」→「オプション」→「読み込みと保存」→「全般」→「常時バックアップコピーの作成」を確認してください。
エクスプローラのアドレスバーに「%appdata%\libreoffice\4\user\backup」を入力してフォルダを開き、探しているのと同じ名前のファイルがあれば、激アツ。
拡張子を「.bak」から、以下のような本来の拡張子に変更すれば、前回の保存時点のファイルを復旧できるかもしません。
.odt – テキスト文書
.ods – 表計算ファイル
.odp – プレゼンテーションファイル
.odg – イラストやグラフィック
2.ファイルを展開して中身を見る
Libre Office のファイルは、複数のファイルを圧縮したもののようです。展開してデータが入っているcontent.xmlというファイルを開ければ 、データだけでも拾えるかもしれません。
7ZIPをインストール
ファイルを展開するために、7zipというソフトを使用します。
以下のリンクからダウンロードして、インストール。
スタートメニューに「7zip」と入力してアプリを起動。
ファイルを選択して
「展開」をクリック
「OK」をクリック。
展開されたフォルダの中に、「content.xml」があれば、データは拾える可能性あり。このファイルをxmlに対応しているアプリで開くと、画面に表示されていた文字や数値は拾えます。
中身を確認
画面は、VSCodeに「XML Tools」というエクステンションを入れて、整形した状態です。
とりあえず、画面に入力していたデータは取得できたので、Libre Calcで新しくファイルを作成して、そこにコピペしました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません