pure data で、テルミンぽいものをつくる。その1。

2021-05-26

Windows に pure data をインストールして、マウスの上下で音程が変わるテルミンぽいものを作ってみました。

所要時間、約30分。

セットアップ

とりあえず、さわってみるだけならセットアップ不要のweb版がおすすめ。

インストール版

http://puredata.info/downloads/pure-data からプログラムをダウンロード。

pd-0.x-x.windows-installer.exe を実行。[Next]を連打でインストール完了。

Web版

「purr data」というWeb版もありました。

最初の読み込みに少し時間がかかります。

ショートカットキーが本家と違います。

http://cuinjune-purr-data.glitch.me/

Hello World

まずは定番のHello World を作ってみます。

[File] → [New] (ctrl + N)で、新規作成

[Put] → [Message] (ctrl + 2)でMessageを作って、「Hello World」と入力。

[Put] → [Object] (ctrl + 1)で、Objectをつくって、「print」と入力。Hello Worldにフォーカスが当たった状態で、操作すると自動的に線でつながります。

[Edit] → [Edit Mode] (ctrl + E)で、編集モードから実行モードへ切り替える。現在のモードはマウスカーソルで識別可能、「手」なら編集モード、「矢印」なら実行モード。

[Hello World]をクリックすると、メイン画面に「Hello World」と表示されます。

ラの音を鳴らす

Objectを作って、「osc~ 440」と入力。「440」はピアノでいう「真ん中のド」の6つ右にある「ラ」の周波数のこと。

Objectを作って、「dac~」と入力。

「osc~ 440」の左下と「dac~」左上 を線でつぎます。

メイン画面の[DSP]にチェックを入れると、「ラ」の音が聞こえてきます。

「osc~ 440」の左下と「dac~」右上 もつなぐと、音が左右から鳴ります。

テルミンをつくる

上のつづき

[Put] → [Number] (ctrl + 3)で、Numberをつくる。

Numberの左下と、oscの左上を線でつなぐ。

実行モードへ切り替える。

Numberをマウスで上下にドラッグすると、Numberの数値と音程が変化します。

簡易テルミン完成!