M5StickCとUI-FLOWで、ペットヒーターのサーモスタットを自作 してみた。

ヒヨコを飼う事にしました。
生まれたばかりのヒナは体温調整がうまくできないので、ヒーターで温めて気温を36℃~39℃ぐらいに保つ必要があるそうです。
温度調整するサーモスタットは、3000円ぐらいから。手元にM5StickCがあるので、作ってみる事にしました。
用意したもの
- M5StickC
- Relay Unit
- Env Hat
- ヒヨコ電球
- 電球ソケット(熱くなるので磁器製がいいらしい)
- 棒型圧着端子(Relay unit への接続用)
- ビニールテープ(絶縁用)
- 延長コード
今回買ったヒヨコ電球は球のみのタイプだけど、ソケットとガードがセットになっているタイプを買えば、ソケットの自作は不要です。
M5StickC と、Env Hat はもともと持っていたので、サーモスタット部分だけならrelay unitと 圧着端子で600円ぐらいの原価でできました。M5StickCとEnv Hatも買うと3000円弱になるので、既製品サーモスタットを買うのと価格的にほぼ同じ。
実は、精度が上がったという Env Hat Ⅱ も買ったけど、UIFlow やファームが現時点で未対応のようなので、Env Hat を使いました。
組み立て
National製!
不要な延長コードをバラして、ソケットに接続。
片方の線を切って、棒型圧着端子を付け、ビニールテープで絶縁。
Relay Unitに接続は、RELとGNDにつないで、N.C.(リレーがオフで、通電)
キャリブレーション
Env Hat は、M5StickC 本体の熱の影響を受けて、温度が高めに計測されるらしいので、常温と冷やす温めるの3パターンを確認しました。比較は、家庭用の温湿度計。
温度計 | Env Hat | |
常温 | 26.8℃ | 30.4℃ |
冷やす | 23.5℃ | 24.0℃ |
温める |
と、結構差があるなと思いながら、このあたりまで調べていたら、こんなツイートを発見。
ジャンパケーブルで延長してみたら、温度計と同じぐらいになりました。
プログラム

プログラムは単純に、1分毎に温度と湿度を取得して表示。温度が30℃以上ならconnect on、未満ならconnect off(connect onは「通電する」のon ではなく、リレースイッチのon。N.C.(デフォルト通電ON)なので、connect onにすると通電OFFになる)
動作確認

ひとまず、30℃を境にオンオフできました。
今後の予定
- 育雛箱(ヒヨコを育てる箱)を作り、実際に設置して閾値を調整。
- 記録をとるために Ambient にデータを送る処理を追加したい。
- 温度、湿度が快適な状態から大きく外れたら、携帯に警告メールを飛ばしたい。
- カメラを設置して、スマホから観察したり、定期的に写真を撮ったり。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません